親知らずは早めに抜かなくてはいけないと思っている方も多いのではないでしょうか。
親知らずは生えてくるスペースが足りずに横や斜めになってしまいトラブルが出やすい歯です。
しかし、実は親知らずでも抜かなくていい場合もあるのです。親知らずが噛み合わせにとって重要な場合は、抜いてはいけない時もあります。親知らずを抜かなくていい人と抜いた方がいい人、活用する方法(移植)の判断基準をお伝えします。ぜひ参考にしてください。
①親知らずがまっすぐ生えている人
②親知らずに歯茎が被っていない人
③親知らずが上下噛んでいる人
④親知らずの前の歯が大きな虫歯になっている人
⑤親知らずが顎の深くにあり、歯や歯茎に影響が出そうもない人
⑥親知らずを抜きたくない人
①親知らずが横や斜めに生えている人
②親知らずが原因で周りの歯や歯茎が虫歯や歯周病になりかけている人
状態の悪い歯を抜いて親知らずを移植することができます。親知らずの大きさと状態の悪い歯の大きさが近ければ、状態の悪い歯を抜歯し、親知らずを移植します。親知らずは抜歯の時に歯の神経を切断されてしまっているため、神経を抜く治療と冠を被せる治療を行います。
保険診療の場合は3割負担で1~2万円程度です。詳しくは歯の移植ができる条件があるためご相談ください。
親知らずの生えてくる方向がよければ入れ歯やブリッジの土台として使えることがあります。多くの歯を失っている場合は親知らずを入れ歯やブリッジの土台にして安定させることができます。
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