自分では気が付きにくい口臭ですが、家族からの声で治療しようと考える方も少なくありません。
一時的な口臭では原因はすぐにわかりますし、日常的に発生している口臭でも、唾液の量が減少している時に起こる場合、こまめに水分補給をしたり、食事をよく噛んで食べたりしながら、唾液の分泌量を増やせば解消されます。
これらは日々の生活習慣で改善できますので、特別な治療は必要ありません。
一時的な口臭に対して、慢性的な悪臭を放ち治療が必要なものを、「病的口臭」と呼びます。
喉や呼吸器、消化器官など身体の病気が原因となって発生するもので、虫歯や歯周病が原因による口臭もあり、歯科医ではこの歯から来る口臭治療を行うことができます。
虫歯が進行するとだんだんと口の臭いが強くなります。
原因は、虫歯菌が歯を溶かすときに出す酸です。胃からでる悪臭であれば自分でも気が付きやすいですが、虫歯による臭いは鼻腔まであまり届きません。そのため、自覚できないケースが多いのです。
虫歯があると気がついるあなたは、もしかしたら口から悪臭を放っている可能性があります。
正しくないブラッシングを続けるとプラークは長時間口内に留まって、細菌が広がり臭いは発生します。
放っておくと歯石に変わってブラッシングでは取り辛くなり、虫歯や歯周病へと病状は進んでいくのでまずは、歯科で歯石除去をし、正しいブラッシングを教わりましょう。
歯周病とは、歯と歯茎の間に細菌が溜まり、歯茎がただれてしまう病気です。歯茎がただれることによって、血や膿が出て臭いが発生します。
この場合もとにかく、歯科を受診し早めに治療しましょう。
ストレスから来る唾液分泌の減少は自分で改善していくしか手がありませんが、そうではない場合、口臭の9割は歯科で改善できると言われています。
虫歯がなくとも、最近歯科へ全く入っていないという方は歯石が溜まっている可能性があります。
口臭が気になる場合は、まず歯科を受診してみてはいかがでしょうか?
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