掲載記事内容
わだ歯科クリニックはこのほど、最新の「セレック治療」が受けられる「ワンデートリートメントシステム」を導入した。
セレック治療とは、歯の「かぶせ」(修復物)を金歯や銀歯からセラミックに代えてコンピュータ制御で設計・製作・治療することで、金属アレルギーを持つ患者に有効。30年前にドイツで開発され、現在は世界で採用されているが、同クリニックが導入したのは「第6世代」の最新システムで、「高精度で低ダメージ」の美容歯科やインプラント治療にも適用できるという。
同システムの最大のメリットは「その日に、『かぶせ』が入れられる」こと。小さな「口腔内スキャナ」でビデオ撮影し、「かぶせ」を入れるまで約1、2時間での治療が可能。また修復は、ほとんどの場合1回の治療で終わるため、通院回数を少なくすることができる。さらに、一般的な「かぶせ」のように歯科技工所に依頼する必要がないため、治療時間の短縮だけでなく、コストも抑えることができるという。ただし保険適応外の治療となる。
和田院長の話
「金属アレルギーの症状は、口の中にある『かぶせ』の金属が酸化して溶出した成分を飲んでしまい、体に蓄積されることで起こるケースが多いようです。セレック治療では、材質がセラミックであるため、その症状が改善できるなど、健康増進に役立つメリットもあります。
まずは、カウンセリングをお申し込みください。
じっくり時間をかけて検査を行ってから患者様に最適な治療方法を選択していただきます」。
同クリニックは、「世界最高水準」の歯科用CT(モリタ社製3DX)や、ライカ社製歯科用マイクロスコープ、高性能滅菌器などをいち早く導入。口腔外科専門医、小児口腔外科指導医、障害者歯科認定医を中心に「世界水準の治療」を行っている。