口内炎は、口の中にできるただれや炎症であり、口唇を含む口のあらゆる部分に発生します。
口の粘膜に腫れや赤みがみられることや、痛みを伴う複数の潰瘍がみられることがあります。潰瘍とは、口腔粘膜の細胞の最上層が崩壊してできるただれのことで粘膜に穴が生じます。多くの潰瘍は赤色ですが、中心部にある死んだ細胞と食べもののかすのために白いものもあります。
水疱はただれの一種で、隆起し液体で満たされています。まれに、口の炎症の症状があるにもかかわらず口の中の見た目が正常な場合があります。
良性の潰瘍は通常、十分に治癒するまでは痛み続けます。痛みによって食事が困難になり、ときに脱水や低栄養に至ることがあります。口内炎は治癒しても再発することがあります。
口内炎と診断した場合、当院では炭酸ガスレーザーまたは半導体レーザーを用いた治癒促進処置を行います。公的保険治療の適応です。
再発性アフタ性口内炎とは
再発性アフタ性口内炎(アフタ性口内炎、アフタ性潰瘍)は、痛みを伴う小さな口内炎(潰瘍)が口の中にできる病気で、典型的には小児期に発症し、頻繁に再発します。主に、口のけが、ストレス、ある種の食べものが原因となって起こることがあります。
忙しい生活で食事が不規則になり、栄養バランスが崩れてしまうと、すぐに口内炎ができるという方は、健康には、バランスよく食べることが大前提ですが、栄養素の中でも特にビタミンB群は口腔など粘膜の健康に大きく関係しています。
市販の軟膏薬やビタミンB系の錠剤を飲まれると症状が改善し緩和されることがあります。
口内炎に対する治療は以下です。
レーザーによる焼灼
口腔用軟膏
低出力のレーザーで治療で、その場合痛みがすぐに和らぎ、再発を予防することができます。また、口腔用軟膏を処方することができます。
口腔内の病気や他の疾患から口内炎ができることもあるので、口腔外科で診断をし、適切な治療を受けましょう。
診療案内